[ メッセージ ⑤ ] モチベーションとは・・・

前回のメッセージで

「こわもて」の上司がいると部下のモチベーションが下がる という旨の

説明をしました。

ありがたいことに、早速 ある会社の部長からご質問をいただきました。

 

「こわもての上司」を排除し、「こわもて」をつくらなければ

メンバーのモチベーションも上がるのですね  と。

 

これはある意味正しいのですが

「モチベーション」というところを考える上では本質的解決にはなりません。

ご存知かもしれませんが、

モチベーションは「外発的」と「内発的」に分けて考えられると言われています。

(・・・「外発的動機づけ」「内発的動機づけ」と言われています。)

 

単純に申し上げると、「外発的」 つまり 給料や休み、勤務時間、勤務場所など

外発的な要因や条件をいくら高めても 本人の動機づけ(モチベーション)に影響するのは

限定的であり、最初はやる気が出てもその条件が当たり前になって長続きしない。

もう一方の「内発的」 つまり、仕事をして喜ばれる、自分が必要とされている、

自分の能力が最大に生かされている、仕事を通じて成長できる

といった自らが感じ取る充実感、

これらを内発的と呼び、それが高まるとモチベーションが持続し、醸し出す成果も高まる。

 

話を戻すと、前回述べた「上司の問題」は部下にとっては

外発的動機づけのひとつです。

部下を認める上司に変わったことに対しては一時的にモチベーションが上がることでしょう。

ただし、それが当たり前になり長続きしない。

その上司が、いかに部下の内発的動機づけに働きかけていけるか

部下も自らがその充実感を得られていくのか これが大切になってきます。

 

次回、研修という側面から 内発的動機づけを高める ことを考えてみたいと思います。

[ メッセージ ④ ] 間違った方向性の反骨精神

間違った方向性の反骨精神が強い方は

自分への承認欲が高すぎて、相手を一切認められなくなる傾向がある と

メッセージ③でお話ししました。

SNSなどで自己主張しなければ勝ち残れない世の中ですが、それが高じると

自分が成長し一番になる というより 相手を蹴落として自分が一番になる ことを願うようになる。

気づくと、周りの人すべてがライバルになっている。

 

往々にして、減点主義の組織の長に見られるタイプで、常に相手のアラを見ようとしてしまう。

テストで98点取っても、
「すごい!98点も取ったんだ。」という声掛けより、「なんで2点も間違えたのか?!」と
叱責するタイプ。 (完璧主義とは少し違う)

こうなると、権限とポジションパワーだけで人を従えていくようになる。

本人は、一声かけるだけでメンバーが服従する「こわもて」でいることが快感になってくる。

しかし、真の意味で、人がくっついてこない、人に慕われない。

そして、メンバーのモチベーションが上がらない。
「このリーダーのためにもっと頑張ろう」とはならない。

メンバーも「2点のミス」で叱責されるのが怖くなるから

指示されたことはやるが、新たなことは絶対にやらなくなる。

さらには、指示されたことを完璧にやろうとしてしまい、細かすぎる資料の作成など
目的を逸した仕事に時間をかけてしまう。すべてその上長の評価を得るための行動が優先される。

指示したことだけは「完璧」だから、この「こわもて」上長は満足する。

そしてこの上長を評価する組織も満足し、
上長はさらに「できる人」となりさらに高いポジションを獲得する。

陰で、『ワンマン』という評判はたつのでしょうが、ポジションが上にあるために、もう誰も何も言えなくなる。

そして、最悪の事態、いつしか、組織と人が崩壊している。

一見すると、高い成果達成意欲の表れと思われる反骨精神は
実はすべて「自分だけの満足」 のためだけに注がれているという
間違った方向性の反骨精神の典型例。

こういったケース、決してレアケースではなく、身近に起こっているのではないでしょうか?

 

何も、ミスに寛容になれ ということではない。 ミスした事象よりも、できた事象に目を向ける

そういうリーダーこそが人とチームのモチベーションを上げて、より高いパフォーマンスを実現する。

 

もしかして、これからはリーダーを選出するときに、単純に、戦略眼はあるか、論理力はあるか、
行動力はあるか、語学力はあるか
といった「その人ができる人かどうか」という視点よりも

「他人を認めて、モチベーションを上げていけるか」という視点に重きを置いて
判断したほうがいいのかもしれません。

 

・・・来週から始まる リーダー養成研修、その視点の重要性を訴えていこうかと。

みんなの能力を高めていける「お山の大将」になりたい!
(写真は 徳島県のやまがわち直売広場 より)

 

 

 

[ NEWS ] 新聞に掲載されました

西日本新聞社さんから連絡があり

超一流倶楽部 [魂と知の伝承]の紹介を掲載していただけることに。